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by henacyokooyaji

網膜剥離!今日から休めるぞ!へなちょこおやじの入院日記 その7

ついにその日が!

12月8日(金)

朝、なにやらまわりがガタゴトうるさいので目が覚める。時計を見ると6時。同室の爺様たちのお目覚めだ。これから毎日このパターンなんだろうな。一日の最初のイベントの朝飯は7時50分なのでまだまだ時間がある。何して時間をつぶそうかなと思っていると、廊下から「朝刊で~す。」と声がする。のぞきに出て見ると、ワゴンにいっぱい新聞を積んでゴロゴロ押しながら叫んでいる。ふ~ん新聞も買えるんだと感心しつつ、俺様も早速購入。いつもの癖で日経にしようかなと思ったけど、仕事モードじゃないんだ。と我に返り100円で買える産経をいただく。便利なシステムになってるんだねと感心しつつ、たいしたニュースはなかったけど、読破!

そうこうしているうちに、朝飯タイム。ご飯にみそ汁に卵焼きに納豆。朝飯の定番だが、俺様高尚な関西人のため納豆が食えない。別のメニューに変えてもらっちゃお。悪いけど残しちゃった。

朝飯も終わり、クロスワードパズルに熱中していると、愛妻がやってきた。昨日はゆっくり寝られたらしい。いつもは子供達の飯の支度や犬の散歩であわただしいのだけど、久しぶりに一人自分の空間でゆっくり出来たんだって。

今日は手術の日。午後二時半からの予定。聞くところによると、全身麻酔ではなく、左眼だけの局部麻酔だそうです。
昼飯のけんちんうどんを食った後、しばらくして、看護婦W田T子に呼ばれ、看護室へ案内された。
手術の前に予め、まつげを切るとのこと。「この年になって、また不良になるのか?」と一人、複雑な気持ちで、看護婦W田T子の前に横たわり、覚悟を決めたのも束の間、何とハサミがまぶたの前に来てびっくり!
バカな俺は、眉毛とまつげを勘違いしていたのでした。かくして緊張も解け、リラックスして「チャーミングに切ってね」とお願いしたら、「笑かすと、眼突くぞ!」だって! う~ん心してかからねば、痛い眼にあわされそうだ。

その後、部屋でまどろんでいると、また看護婦W田T子が手術着を持ってやってきて、着替えろとのこと。しかもT字帯というふんどしを付けろと言うではないか。何で眼の手術にふんどし締めてかからねばならないのか? 気合いを入れるためなのか? さすが日本! 愛国心で精神を高揚させる作戦かと思いきや、単に手術が長くなった場合、トイレに行けないので、そのまま尿瓶などにさせるのだそうだ。

俺は大丈夫と言っても聞き入れてもらえず、「それなら履かせてくれる?」って、看護婦W田T子にお願いしたが、自分でやれとの冷たい返事。やむなく、生まれて初めてふんどしを締める事に。
いざやってみると簡単な構造ながら、どうも要領を得ない。すると見かねた向かいのO崎さんが、やり方を教えてくれた。人生長いとちがうね。

てな事で、ようやくふんどし締めて、手術着に着替えると、今度は点滴マシン? を持って、またまた看護婦W田T子がやってきた。何のためにやるのかを尋ねたら、俺の冗談に慣れたらしく、「これで手術の気分が盛り上がるでしょ?」と言い放たれた。正にその通り、何かERでも見ているような感じになってきたぞ。

かくして手術室にいざ行かん! 手術室には、なぜか眼しか悪くないのに、車椅子に乗せられ、行くことに。質問をすると、「ベットに横たわって行くほどの事ではないでしょ」ともっともな返事。歩いてもいけるのになと思ったが、また質問して返されるといやなので、その先を推理してみると、手術後に一人で歩いてトボトボ帰るのはちょっと盛り上がりに欠けるなという結論に達し、自分で納得。

あれこれ考えているうちに、ぐいぐい押され手術室へ、慣れないふんどしは、スースーして落ち着かないよ~。
手術室はテレビで見るような、あの丸い電気がいっぱいついたシャンデリア? う~ん、とにかく患部を照らすやつもあり、だんだんドキドキしてきた。

手術台には自力であがり(想像では二人がかりで乗せ換えるイメージをしていたが)定位置につく。(その際お膝元にはくれぐれもご注意を!前がはだけ、ふんどしの間から息子が顔を出しそうになり、危うく看護婦にあいさつするとこだったよ。)
心の準備をする間もなく、担当のK方先生は挨拶もそこそこに、すぐに左眼の下に局部麻酔の注射を打ち、いざ手術開始! 

いきなり針のようなものが、左眼に迫ってきたと思うまもなく、ブスリ! なっ何と全部見えるではないか。麻酔がかかると見えなくなると思っていたんだが、恐いよ~!

手術は、硝子体手術(普通に変換すると焼死体になるから注意!)といって、眼球の中の硝子体を取り除き、レーザーで剥がれている部分を焼き付けた後、代わりにガスを注入して圧力をかけて治す。という手術です。早い話、眼球に直接、針や器具を差し込み、グリグリやるという手術です。今考えても恐ろしい手術だな。大丈夫かな?

そういえば12月7日に初めてT北大学医学部附属病院に来たとき、あれこれたらい回しにされた挙句、最終的に専門だからという事で、K方先生に診察されたっけ。ずいぶん若い先生だなと思ってたんだけど、35歳だって! それで先生と呼ばれてるんだ、スゲーな! うちの会社にいる同い年は、まだまだ小僧なんだけどね。

でもって、先生曰く、手術が必要だが、強膜バックリング法と硝子体手術があり、どちらかを選択するように言われた。えーっ俺に判断しろってか? 

あらかじめインターネットで調べてあったので、言ってる事はなんとなく理解できたが、そんな重要な事を世界平和の事しか頭にない、ただの素人が判断出来るわけないよ。と思いつつも、眼にシリコンなど異物を付け、付け剥ぎのような治し方は、何となくいやだったので、硝子体手術がいいと言ってしまいました。こんな時に素早い判断力は必要ないと思うのだが、俺って変な奴。

すると先生曰く、私はどちらもたくさん手掛けて成功しており、網膜系では権威なのだと言うような事を言い、うまくやれるとの事。う~ん心強い返事でもあり、私は名医だと自分で言っているようでもあり、ちっと鼻につきましたが、自信がないと言われるより、よっぽどマシかな? 

先生も、年輪を重ねると、言わずとも、含蓄のあるお言葉になるでしょう。まっ若いんだし、気分を害されても困るので、ニコニコお願いしちゃいました。何で俺が気を使うんだ?

話を手術室へ、手術の一部始終が実況中継され、見えてる状態も、いいんだか、わるいんだか? 時々先生が「あっ!」とか「う~ん!」とか言うのが聞こえるし、「それ逆だろう!」とか、もっと若い先生が怒られてるのも聞こえるし、俺的には「たのむよ~大丈夫?」と複雑な思いでしたが、おとなしく聞いてました。全身麻酔で知らないうちに終わっている方が良かったかな?

結局、約一時間半で手術は無事終わり(と先生は言っていた)病室に戻されることになりましたが、迎えの看護婦W田T子が来るまで、さっき怒られてた26歳のY田先生と話すことが出来、「逆ってなんの話」と聞いたところ、何だかよくわかりませんでしたが、「たいしたことないです。」と心強いお言葉。でもこの先生、俺が東京で可愛がってた子分によく似てて、憎めない感じ!しょうがないな、許してあげる。俺って意外とやさしいでしょ。

病室に戻り、術後の説明を受ける。これからが大変なのだ! 寝るときは基本的にうつ伏せ寝を強要されるんだと! 絶壁頭もついでに治してくれるのかと思いきや、眼球内のガスの圧力で網膜を癒着させるためには、うつ伏せになって眼球の奥の方に圧がかかるようにしなきゃいけないんだそうだ。

これから二週間ほど毎日寝るときはもとより、起きているときも「誠に申し訳ございません。」状態を一日中やってなきゃなんないよ。悪い事してないのに、仕事から離れられて清々してたのに~い!

関係ないけど、薬の説明と書類を持ってきた男の子。たぶん薬剤師だと思うけど、説明を聞きながらも、誰かに似てるよなぁ~。そうだ!ちびまる子ちゃんの丸尾君だ!ゴメンね

夕食の後、早速寝る練習に入る。うつ伏せになり、胸元にマットを入れ、頭を出し、頭の先を枕で支え、息が出来るようにした。初めのうちはいいのだが、俺は人一倍頭が重く(堅くではない)、ただでさえ首が疲れるのに、これは非常に苦痛! いかがしたもんだろう? とはいうものの、今日は緊張して疲れていたのか、微妙に位置調整を繰り返しながらも、直ぐに睡魔が襲ってきた。お休みなさい。
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by henacyokooyaji | 2010-01-22 22:38 | 愉快な入院日記